犬猫さんの火葬 ジャカルタ
2014年4月14日

ジャカルタにて、愛猫が亡くなったので、火葬してもらいました。
簡単ですが、参考になることもあるかと思い、記録を残します。

ペットクリニックに埋葬をお願いすると、通常土葬になりますが、
お骨が欲しかったので、火葬を依頼しました。
クリニックに預けると、次の日にお骨を戻してくれますが、
行き慣れた犬猫シェルターでしたので、自分で持っていきました。

事前に、電話などで申込が必要です。
ペットの種類(犬、猫など)、体重(おくるみや、箱に入れた状態でOK)
を知らせます。

Pondok Pengayom Satwa
Jl. Harsono RM No. 10 Ragunan Jakarta 12550
Telp. 021-7804993, 7819617, Fax 021-7804993
ラグナン動物園の近くです。

犬猫シェルター 2012年7月
犬猫シェルター2 2014年3月

ワンちゃんたちの囲いの奥の方に、火葬場がありました。
併設のクリニックの待合室などで、待つこともできますが、
側に行ってもいいというので、いっしょに行きました。

愛猫は前日の夜、家で亡くなったので、ペットシーツとビニール袋で
くるんで、アイスボックスに氷と新聞を詰めて、連れてきました。
係の人に手伝ってもらい、自分の手で、焼き場のトレーに乗せます。

係のおじさんが、トレーの左側に油をかけて火種を作ります。
ある程度火が大きくなったところで、ガスがでる仕組みがあり、
炎がゴーゴーと、燃え盛ります。

いつの間にか咥え煙草のおじさんがもう1人登場して、
長い棒を使って焼き加減(?)を調整しています。

焼き始めて10分ぐらいたった時に、横の窓からうす黄色の蝶が
飛び出してきました。
信心深くない私ですが、もしかしたら、愛猫かなと思いました。
その蝶はその後も、何度も周辺を飛び回っていました。

係のおじさんも、手持ちぶたさになってきたのか、
歳はいくつだったのかとか、名前はなんだったなどと、
なぐさめてくれます。

小一時間ほどして、おおよそ形もわからなくなりました。
こちらでは、骨を残さず、皆灰にするのが普通のようです。
おじさんが、竹ぼうきとカネの入れ物を手にして、拾い集めています。
熱くないのか心配です。

熱々の灰と骨を、木の棒でさらに細かくつぶしています。
灰は黒いですが、お骨は白く残っています。

素焼きの壺にザラザラと入れます。

蓋をして、できあがり。。

時間は1時間程度でした。
料金は体重制で、3キロで、200.000ルピア(2千円ほど)でした。
おじさんたちには、チップを10.000ルピアづつ(100円ほど)渡しました。

個人的な感想は、最初から最後まで見届けられて、ほっとしました。
炎を見つめ続けるだけですが、神秘的で貴重な時間となりました。
怖がりな私ですが、グロい事とか、匂いとか、気になることはありませんでした。

全てが終わって、シェルターを後にするのを見計らったかのように、
大雨が落ちてきました。
なんだか納得がいって、骨壷を抱えて帰路につきました。



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